資料詳細

項目 内容
資料識別ID LA201700796
URL
 
受入番号 E12
収納番号
旧請求記号
分類1 書跡
分類2 一般作家
分類3
分類4
文庫(資料群)名 奥宮文庫
資料群の概要 【主な資料内容:江戸時代~大正/古文書、私有文書】
幕末から明治にかけての土佐藩学者,奥宮慥斎の著述を中心に,その父正樹,弟正路,長男正治,三男健之他の著述並びに筆跡資料。
区分 E書
資料名 「西郷南洲先生七絶真蹟」
作者 西郷隆盛(漢詩)・奥宮慥斎(漢詩)・奥宮正治(由来書)
管理者 高知市民図書館
作成年(西暦) 〔1867〕
作成年(和暦) 〔慶応3年2月18日〕
作成年代 江戸時代
備考 奥宮慥斎:藩学である朱子学に疑問を感じ、陽明学を学ぶ。
・朱子学(12世紀の中国で発祥)=知識を身につけること、身分の上下関係(秩序)・礼儀を重んじることを第一とする思想。←江戸幕府の政治体制に都合がよい考え方でもあった。
・陽明学(16世紀の中国で発祥)=知識だけでなく、それを実践する行動力が必要と説く思想。←礼儀はわきまえつつも行動しないと意味がないという考え方は、江戸幕府に対する反対勢力を生むと警戒されたため、寛政2(1790)年、朱子学以外の学問を禁ずる「異学の禁」が発せられた。
形態
装丁
技法
実数 3
大きさ 縦41.5㎝×長さ314㎝
内容解説メモ 慶応3(1867)年2月18日に山内容堂に会うため土佐を訪ねた西郷隆盛が慥斎へ書き贈った直筆の漢詩・慥斎が西郷に返した漢詩・由来書を合わせた3点が1つの軸に仕立てられている。
慶応3年2月に土佐藩の山内容堂と会うため土佐を訪れた西郷隆盛(南洲(なんしゅう))が奥宮慥斎(おくのみや ぞうさい)とかわした漢詩。西郷は新体制づくりに奔走する意気込みを、慥斎はその姿に感服するという気持ちを漢詩につづっています。
薩摩の西郷隆盛と土佐の思想家・奥宮慥斎との交流がいつどんなきっかけで始まったのかは定かではありませんが、『奥宮正由日記』には「十八日雨朝 訪薩使節西郷南洲談話」と記録されています(『山内家史料 幕末維新第五編』より)

〈時代背景〉
慶応3(1867)2月  西郷隆盛、来高して山内容堂と会談。
5月  板垣退助、西郷と討幕の密約。
6月  後藤象二郎、西郷と王政復古計画を盟約。
10月 大政奉還。幕府の政権を朝廷に返上(江戸幕府の終焉)。
        12月 王政復古の大号令。新体制発足。
保存状態注記
保存状態注記(複数選択) その他
利用の可否 利用可
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