資料詳細

項目 内容
資料識別ID LH200900500
URL
 
受入番号 487
収納番号
旧請求記号 特設XI289.1/フカ/487平尾文庫
分類1 文書
分類2 古文書
分類3 土佐藩家臣
分類4 系譜、由緒書、過去帳、家格
文庫(資料群)名 平尾文庫
資料群の概要 【主な資料内容:江戸時代~昭和戦後/古文書(高知市保護有形文化財の絵図2点を含む)、私有文書、図書類】
歴史家,平尾道雄氏が蒐集した「修史餘録」を中心とする土佐藩政史料と維新史料の集大成。大正9(1920)年、平尾氏が東京代々木の山内家家史編輯所に入り、以来32年間、家史編輯に携わるなかで蒐集したもの。
区分 職制/家老
資料名 「深尾和泉傳」 初稿一
資料名ヨミ
作成者等
宛名
管理者 高知市民図書館
成立年(西暦) なし
成立年(和暦) なし
成立年代 なし
備考
形態 冊子
装丁 冊子
技法
実数
大きさ 29cm
内容情報 「姓、菅原氏、初、湯右ヱ門、又、與右ヱ門、生國濃州山縣郡於太郎丸城弘治三丁巳年出生、父和泉重政、母塚本次郎兵衛成重女、塚本小大膳重元姉、代々江州深尾村住居・・・」
内容解説メモ ①深尾氏:君家を除き土佐藩最大の門閥。深尾氏は宇多源氏佐佐木庶流、いわゆる近江源氏の出で、源平争乱期から中世にかけての一時期、伊勢国員弁郡深尾谷にひそみ、その縁をもって深尾を名字としたようだ。深尾氏は文明年間(1469~1486)美濃国の守護・土岐氏に仕えて山県郡太郎丸の城主となり、土岐滅亡後は斎藤氏に仕えた。深尾が菅原の氏に改めたのは菅原信仰の厚いこの斎藤氏を主君としたことによると考えられる。斎藤氏滅亡後は織田氏に仕え、信孝の自決後浪人となっていた重良が初めて山内一豊に迎えられた。掛川時代すでに三の郭住まいという客分扱いは、慶長6(1601)年の土佐入国のとき筆頭家老の家格となって表れ、強大な知行権を持つ佐川城領(土居)一万石の一円支配が以後ほぼ一貫した。しかし血統は2代重昌が山内康豊の実子であることをもって藩主の血に変わっており、深尾の血はこのとき独立した高知深尾へ移っている。藩主一門となった佐川は重昌の四男の成直、孫の重直がさらに分かれて茂承に始まる家老の一家を生んでいる。高知深尾以下屋敷の所在方向をもって、各南家・北家・東家・西家と異称される深尾一門家老は、佐川を合わせつごう五家に達する強大な勢力を培い、一族から藩主を出すなどその力はほとんど落ちることなく維新まで続いた。②参考資料:「高知県人名事典」「土佐名家系譜」など。
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